奇しき御霊に召されてきみれば、成る程、花嫁が目覚めていたのか... くしきみたまにめされてきてみれば、なるほど、はなゆめがめざめていたのか... 未だ約束の時にはまがあるが... まだやくそくのときにはまがあるが... 花嫁が俺が頂くか... はなよめはをれがいただくか... ぐ...いてぇな ぐ...いてぇな ...邪魔... ...じゃま... 天御柱の力か... ...あまのみはしらのちからか... がぁぁぁぁ.... がぁぁぁぁ.... ......無駄な抵抗だな... ......むだなていこうだな... ...あの時、既にお前とこの世の運命は決まっている物を... ...あのとき、すでにおまえとこのよのうんめいはきまっているものを... お前は何時まで、そうして無駄な足掻きを続けるのだ? おまえはいつまで、そうしてむだなあがきをつづけるのだ? ...無駄ではない。私には未だ、守るべきものがある... ...むだではない。わたしにはまだ、まもるべきものがある... ...ふ...... ...ふ...... |